第3回:高校生がAI自動運転に挑戦!【タミヤ×静岡聖光学院】

【第3回】

大会に挑戦! 出場で得たものと今後の展望

静岡聖光学院の学生さん7名と始動した産学連携プロジェクトも最終回。いよいよ、トヨタ技術会の自動運転ミニカーバトルの予選に挑戦!
これまで、10月16日に開催される予選突破を目標に、AIとマシンの調整を重ねてきました。
今大会には、学生チーム「静岡聖光 Bears with TAMIYA 」の1号機と2号機、タミヤ社員チーム「タミヤAIチーム」のマシンの合計3台で出場しました。
ここでは、大会当日の様子やこの取り組みを通して学生の皆さんが得たもの、そして今後の展望についてお届けします。

1.ついに予選当日、学生たちの挑戦

緊張した面持ちの中、まずは1号機がスタート。これまでの調整の成果もあり、序盤はスムーズにコースをトレースして周回を重ねます。
しかし、2周目の終盤。惜しくも最終コーナーで壁に激突してしまい、その衝撃でポリカーボネイトのボティがタイヤに巻き込まれ、走行不能となってしまいました。
競技の残された時間が少ない中、もう一台の2号機で挑戦します。こちらは、スタート直後から曲がってしまい、うまくコースを走行することができません。
時間の許す限り走行パラメーターの調整や、アプリケーションの再起動などを試みて最後まで諦めずに手を尽くしましたが、納得できる走行ができないままタイムアップ。
競技終了となりました。

残念ながら、「静岡聖光 Bears with TAMIYA 」は規定の3周を完走することができず、タイムを残すことができませんでした。
記録は1.8周。テストコースでの走行も含め善戦した結果となりました。
学校で丁寧な調整をしてきただけに、学生の皆さんにも悔しさが滲みます。きれいに走行できる部分もあり、取り組みすべてが報われなかったわけではありませんが、目標に届かず、悔しい思いを持ったことは真剣に取り組んできた証ともいえます。

※タミヤAIチームは、予選9位通過。本選では3位入賞。

  • 1度目の走行は惜しくも壁に衝突。走行後、修正を行います。
  • 学生が見守る中、走行していくRCカー

2.本取り組みの成果と今後の展望

予選会も終わり、最後にタミヤ本社に設置したモデルコースにて、完走を持って本プロジェクトを終了いたしました。
今回の産学連携プロジェクトでは、学生の皆さんに “ものつくり”と“最新のAI技術”を体験的に学んでいただく貴重な機会となりました。
実際に学生の皆さんからは「今までトライすらしなかったので、これからはまずやってみることを大事にしたい」や「今回の結果が悔しくて、またほかの大会に再挑戦したい」、「AIをもっと深く学びたい」といった意欲の高まりを感じられる声が寄せられました。

また、「普段の学生生活では触れることのなかった技術を知り、本気で取り組めた」といった感想もあり、本プロジェクトが学生の可能性を広げる機会になっていることが伺えます。今回引率された先生は「学生がコツをつかみ、作業のたびに手応えを得て成長していった姿は、とても心強いものでした。
一方で、やみくもに作業を重ねても成果にはつながりにくく、どうすればデータがうまく反映されるのかを実感できる振り返りの時間が必要だったと感じました」と話されており、学生の成長を間近に感じ、収穫のある取り組みになったと実感していただけた様子です。

  • 最後はタミヤ本社にてモデルコースの完走を目指しました。
  • 今回のプロジェクトの振り返りを行い、締めくりました。

3.さいごに

今後、AIを活用する場面は、あらゆる産業・職種でさらに増えていくと考えられます。
そうした中で、できあいのシステムを利用するだけではなく、仕組みを理解し、自分たちで試行錯誤し改善を重ねていくという実践的な経験は、将来どのような道に進んだとしても役立つ場面があると考えています。
タミヤは、今後も”学び”と”ものづくり”をつなぐ新たな可能性を探っていきます。

今回のワークショップで、学生たちは「作る」「考える」「試す」を繰り返し、手先を動かしながらAIや技術を学ぶ面白さを体験しました。
企業でのAI学習、ものづくり体験に関心をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

お申込み、お問い合わせフォーム:
https://www.tamiya.com/japan/forms/ai_tamiya_macnica.html