イベント主催者インタビュー集──バックナンバー

第4回 新しい世界にチャレンジし続ける! 『TMP-Team Modify Panoramagic-』さん

ミニ四駆イベント主催者にインタビューをして運営のいろいろを聞いてみる企画の第4回は、秋田のミニ四駆シーンを盛り上げるべく精力的にミニ四駆イベントを行っているミニ四駆チーム『TMP-Team Modify Panoramagic-』さんにお話を伺いました。なんと、9月に開催されたイベントが通算50回目の記念大会になるんだそうです。これはインタビューしない訳にはいきません!

── 50回目の記念大会の開催、おめでとうございます! ミニ四駆チーム『TMP』を結成してもう長いようですが…

「チームのイベント告知ブログを遡ってみると、初めて開催した大会が2010年9月なので、もう今年で9年目になりますね。実際には、ミニ四駆組立教室や地域のお祭に出展した走行会などを合わせると50回以上開催しているのですが、ナンバリングを振っている大会という意味で9月に開催したイベントが記念大会になるんです。」

── ミニ四駆チーム『TMP』はどうやって結成されたのですか?

「9年前おもちゃ屋さんで偶然ミニ四駆を見つけて、子供の頃夢中で遊んでいたのを思い出して、懐かしくて思わず購入しました。それからミニ四駆に復帰したものの、当時は岩手や山形など、隣県ではミニ四駆イベントが盛んに行われていたのですが、秋田ではマシンを走らせられる場所が少なかったんです。でも、マシンを作ったらやっぱり走らせたいじゃなですか。そこで、仲間内でコースを調達してイベントをやってみようか、と始めたのがきっかけですね。」

── 結成して9年間との事ですが、これほど長く活動すると思っていましたか?

「ちょっとやってみて、楽しかったらいいかな、くらいの気持ちでイベントを始めたので、まさかこんなに長く続くとは思っていませんでした。当初は3人だった運営メンバーも、今では8人に増えました。営利目的のイベントではないですし、コースの保管やイベント運営の準備など大変なことも沢山ありますが、それでも一緒に活動したいとメンバーに加わってくれた仲間には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。」

── チーム名『TMP-Team Modify Panoramagic-』の由来を教えて下さい。

「Panoramagic(パノラマジック)はパノラマとマジックの組み合わせの造語となります。『魅力』という不思議で広大な世界を自分達で修正し続ける、という意味を込めてチームの名前にしました。」

  • チーム名には『新しい世界にチャレンジし続ける』という思いが込められているそう。
  • 「チームのロゴはミニ四駆の"クールさ"や"カッコよさ"をイメージしました。」

── ブログのイベントレポートなどを読んでいると、TMPさんのイベントにはジュニアの参加者が多い印象があります。

「レース大会だけでなくミニ四駆組立教室もあわせて開催しているので、特にジュニアの参加人数が多いのだと思います。地域のイベントやお祭りなどでジュニア向けの組立教室を行い、まずはミニ四駆に興味を持ってもらう。そういった、気軽にミニ四駆を触れる環境づくりを大切にしています。組立教室で作ったマシンを持ってレースイベントに参加してくれる子供を見ると本当に嬉しいですね。」

  • ミニ四駆組立教室の様子。教室で組み立てたマシンを持ってレースイベントに参加してくれるジュニアも。

── 初期の頃と現在とで、イベントに参加する層に変化はありますか?

「先程ジュニアの参加者の話をしましたが、ファミリーでの参加が以前よりも増えています。一回目からずっと参加してくれているお客さんも多くて、初期の頃から参加している方が今では親になり、子供と一緒に参加してくれたり、ジュニアだったレーサーが今では大人になっていたり…なんて事もあり、今では一度のイベントに50〜60名ものレーサーが集まってくれます。長く続けてきたからこその繋がりが大きいと実感しますね。」

  • 通常大会の様子。秋田だけでなく、県外からの参加者も多いそう。
  • 運営の説明を真剣に聞いている様子。
  • 「私たちのイベントは特にジュニアの参加が多いですね。」

── イベントを長く続けていると、常連のベテランマシンが速すぎて、新規レーサが入りにくくなったりしませんか?

「TMPのイベントでは、始めたばかりの方も気軽に参加できるよう、状況に応じて車検もコースを傷つけないマシンだったらOKのような、ゆるい感じで行う場合もあり、最近も多くの新規の方が参加してくれています。お客さんの年齢層も様々で、下は一桁のジュニアから、上は50、60代までと、初めての人も常連も、大人も子供も、みなさん世代性別関係なく交流をしています。」

  • さまざまなセクションを使って大規模コースを作った事も。
  • 「この時はコースやピットスペースなどのイベント準備に4時間程、コースだけでも10人掛かり約1時間かけ設営しました。最近ではなかなか見ないループチェンジャーも見所です! 」

── 次回のイベントは秋田県立大学の学園祭内で行われるそうですが、どういった流れで大学でミニ四駆をしよう! となったのでしょう。

「もともと、TMPのイベントに来てくれていた方が大学の卒業生で、その繋がりでオファーが来て学園祭でのミニ四駆大会が実現しました。他にも、FacebookやTwitterなどのSNSやTMPのブログでのイベント告知を見て、うちでもミニ四駆イベントをやって欲しいとオファーが来たりもします。」

  • 「次の世代に繋げていけるよう、地域のお祭りやイベントなど様々な場所でミニ四駆の普及活動を行っています。」

── TMPさんはチームのブログで主に活動報告を行っていますが、その他にイベント告知で行っている事はありますか?

「実は、主にチームブログとTwitterを使って告知しているのみで、ポスターやチラシなどを使っての告知はお金の問題であまり行っていないんです。それでも沢山の方にご参加頂いているのでとてもありがたいです。タミヤサイトにイベント告知機能がある事は知っているのですが、実はまだ利用したことがなくて…」

── イベント告知機能を使って頂いたらタミヤサイトに掲載されるほか、ミニ四駆公式Twitterからも拡散しやすくなります。ぜひぜひご投稿ください!

── 長く続けていくためのモチベーションをお聞かせください。

「長く続けて、人が増えていくと、その分運営は大変になります。運営側がベストだと思っていても、お客さんから見れば違った意見が出てくるのは当然ですし、その一つ一つの要件を満たしていくのは果てしない作業です。ですが、それだけ私たちのイベントを楽しみにしてくれている人たちが居るという事でもあるので、その気持に応えたいという気持ちが一番の力になっています。参加してくれた子どもたちに『楽しかったよ! 』『次はいつやるの? 』と聞かれると、こんなに嬉しいことはないし、それこそもうやめられません! 」

  • 50回目の記念大会には県内外から115名もの参加が! レースの他にも、スペシャルゲストに秋田出身のお笑い芸人『ねじ』さんを招いてお笑いライブも行われた50回大会のイベントレポートは、TMPさん公式ブログでチェックできます。→【第50回記念大会結果】

「TMPの活動のコンセプトは『つながり』です。チームとお客さんとのつながり、メンバー同士のつながり、お客さん同士のつながり、親と子のつながり…そのつながりで秋田のミニ四駆の輪を広げ、さらに盛り上げていきたいです。」

── TMPさん、貴重なお時間を頂きありがとうございました!

公式ブログのタイトル「秋田市ミニ四駆人気再燃計画」の名の通り、秋田や更には東北のミニ四駆シーンで大注目のTMPさん。次回イベントは、10/12(土)13(日)に秋田県立大学本荘キャンパスで行われる『潮風祭』でのミニ四駆大会を予定しているそうです。→【秋田県立大学潮風祭ミニ四駆大会詳細】 是非TMPさんの公式ブログをチェックしてみてくださいね!

TMPさんの公式ブログはこちら【秋田市ミニ四駆人気再燃計画】

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